東京株終値は162円安の1万6668円 106円台に円高進み軟調

 

 9日の東京株式市場は大幅反落した。日経平均株価の終値は、前日比162円51銭安の1万6668円41銭。取引開始後に対ドルの円相場が106円台へと上昇したことが投資家に嫌われた。

 終日軟調。朝方は107円台だった円相場が一時は106円台半ばへと上昇したことで、下げ幅が拡大。午後には243円安の1万6587円まで値を下げる場面があった。円が上げ渋ったことで、日経平均株価の下げ幅は縮小した。

 東証株価指数(TOPIX)の終値は、前日比13.56ポイント安の1337.41。東証1部銘柄の騰落は、28%の541が値上がり、66%の1283が値下がり。

 1部銘柄では日新電機とメックが10%を超える値上がりとなったが、10%超の値下がりはなかった。