英ポンド安進む 2年10カ月ぶりのポンド安円高水準 離脱なら急落不可避
英EU離脱の是非外国為替市場で英国の通貨ポンドの値動きが激しくなっている。14日には対円で一時1ポンド=149円台前半に下落し約2年10カ月ぶりのポンド安円高水準となった。英国の欧州連合(EU)からの離脱の賛否を問う国民投票の結果次第では急変動につながりそうだ。
ポンドは対円で13日に一時1ポンド=150円を割り込んで1ポンド=149円台半ばまでポンド安円高が進行。14日はさらに下落し、一時1ポンド=149円台前半をつけた。もし本当にEUを離脱すれば英国経済には打撃になるとの見方から、ポンドを売って比較的安全な資産とされる円を買う動きが強まった。対ドルでは13日に一時1ポンド=1.4116ドルと約2カ月ぶりのポンド安ドル高水準となった。
「英国はEU離脱問題の震源地であり、投資家はポンドをなかなか買いづらい状況にある」。みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストはこう語る。
英国のEU離脱が現実となれば、ポンドの急落は避けられない。「ポンドは対円で1ポンド=130円、対ドルで1ポンド=1.35~1.3ドルまで下落する可能性がある」(SMBC日興証券の野地慎為替・外債ストラテジスト)との声もある。
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