英EU離脱の世界同時株安とまる 東京株反発、午前終値207円高 円高いぜん続く

 
前週末までの日経平均株価の推移

 英国の欧州連合(EU)離脱決定で世界の金融市場が大荒れしたが、週明け27日の東京株式市場は大幅反発、世界同時株安はひとまず止まった。日経平均株価の午前終値は、前週末比207円22銭高の1万5159円24銭。東証1部銘柄のほぼ8割が値上がりした。

 午前いっぱい堅調。高値は286円高の1万5238円まで上げた。24日の急落の反動から、割安感に注目した買い戻しが入った。景気変動の影響を受けにくい内需関連株を中心に買い注文が先行した。東証株価指数(TOPIX)の午前終値は、前週末比11.10ポイント高の1215.58。

 24日は、英国の国民投票の大勢判明時に取引中だった東京市場で投資家のパニック的な売りが殺到。日経平均株価は1286円安で取引を終え、リーマン・ショック時を超えて約16年2カ月ぶりの下落となった。下落率は7.9%に及んだ。

 東京以降の市場でも週末は大幅値下がりが続き、震源地の英国株は3.1%安、米国NYダウは3.4%安となった。出る英国よりも出られるEU側の方が影響が大きく、フランスCACは8.0%、ドイツDAXは6.8%もの下落となった。

 一方、27日午前の東京外国為替市場の円相場は1ドル=101円台に高止まりしており、依然として円高ドル安基調が根強い。一時1ドル=101円台半ばまで強含む場面があった。

 円相場は、投資家の安全志向の強まりを反映して、比較的安全な資産とされる円が買われやすい状況が続いている。

 ただ、投資家心理は急激に冷え込んでいる。足元の買い戻しは短期的にとどまるとの見方も多く、株、為替とも当面は不安定な展開が続きそうだ。