有効求人倍率が改善、24年半ぶりの高さに 第3次産業の求人増える、失業率は横ばい

 

 厚生労働省が1日発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.02ポイント上昇の1.36倍となり、3カ月連続で改善した。1991年10月以来、24年半ぶりの高さとなった。

 前月と比べ、有効求人が0.3%増え、有効求職者が0.9%減ったことで、有効求人倍率が改善した。

 また新規求人は前年同月比で10.3%増。産業別にみると、教育、学習支援が25.6%増、宿泊業、飲食サービス業が24.3%増、情報通信業が10.4%増、卸売業、小売業が10.0%など2桁プラスとなった第3次産業が多かった。

 一方、総務省が1日発表した5月の完全失業率(同)は、前月と同じ3.2%だった。