安倍首相がバーナンキ前FRB議長と会談 「デフレからの脱却は道半ば」と経済政策推進を表明
バーナンキ前FRB議長(左)と会談する安倍晋三首相=12日午後、首相官邸(斎藤良雄撮影)
安倍晋三首相は12日、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ前議長と官邸で面会し、金融、財政政策をめぐって意見交換した。
安倍首相は「英国のEU(欧州連合)からの離脱決定のショックがあるが、デフレからしっかりと脱出していくため、積極的な財政政策や成長戦略でしっかりと対策をとっていく」と強調した。バーナンキ氏は「デフレ脱却が完全になるよう努力を続け、健全な経済がまた本格的に戻ってくることを期待している」と応じた。
出席者によると、首相とバーナンキ氏はデフレから脱却に向けた財政政策の必要性などについて議論した。
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