「ポケモノミクス」に逆風、任天堂株がストップ安 「宣伝効果はすさまじかった」

 

 25日の東京株式市場で任天堂の株価が急落し、値幅制限いっぱいまで売られるストップ安のまま取引を終えた。終値は前週末比5000円(17.7%)安の2万3220円。スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」が大ヒットし、株価が急騰していたが、任天堂が22日に「業績に与える影響は限定的だ」と発表したことで失望売りを誘った。

 ゲームの題材の「ポケットモンスター」にちなんだ商品を扱い、関連銘柄とされる企業の株価も軒並み下落し、関係者が「ポケモノミクス」ともてはやした市場の活況に逆風が吹いた。これを受けて相場全体に投資家心理の冷え込みが広がり、日経平均株価は前週末比6円96銭安の1万6620円29銭と、小幅続落で取引を終えた。

 任天堂の株価は6月28日に年初来安値となる1万3360円を付けたが、米国などで配信が始まった今月6日以降に上昇。海外での爆発的な人気を受け、19日には一時3万2700円まで急伸していた。

 25日の市場では、ポケモンGOと連携したサービスを展開する日本マクドナルドホールディングスや、子会社がポケモンのアニメを制作するイマジカ・ロボットホールディングスの株価が10%以上下落した。

 ネット証券アナリストは「任天堂復活への期待から、行き過ぎとも言えるほどに急騰した」と指摘。株価は調整局面に入るものの「宣伝効果はすさまじかった」として、ゲーム専用機ビジネスへの波及に期待した。