議会との関係聞かれ、言葉濁し「いやまぁ、何を申したかあれですけど…」

小池都知事始動・就任会見詳報(3)
記者会見する小池百合子都知事=2日午後、東京都新宿区(山崎冬紘撮影)

 《東京都の小池百合子知事(64)の就任会見は開始から約30分が経過した。小池氏は報道陣からの一問一問に対し、時間を割いて詳細に応じている。次の質問は、小池氏が選挙戦で訴えてきた知事報酬の半減についてだった》

 --知事報酬の半減ということだが、具体的には

 小池氏「これから行財政改革を進めていくと標榜(ひょうぼう)していますので、まず身を切る改革の象徴として、私の知事給与の減額、半減ということをうたわせていただいております。具体的な内容が決まればお伝えしていきたいと思っております」

 《多くの報道陣の手が上がる中、小池氏は「じゃあそちらの男性。クールビズじゃない方」と次の質問者を指名。男性記者は「失礼しました」といいながら、小池氏の都議会への対応について質問した》

 --今日は各会派を回られた。最初に議長、副議長を回り、その後、(小池氏が)「握手を嫌そうな顔をしていたね」と話しているのが聞こえてきたのだが、どのような思いだったのか。また、都議会、特に自民党との関係性をこれからどう改善していくか

 「いやまぁ、何を申したかあれですけど…。これまで、選挙期間中にいろいろと発言があって、不愉快な思いをされた方もおられるかと思うが、しかし、都議会は車の両輪でございます。行政を代表する知事と、都民の代表であられる都議会と。これから車の両輪で進めていきたいと、このように思っております」

 「残念ながら、議長、副議長のところでも、記念写真をお撮りしたかったんですけどそうはいかず、とても残念な思いでしたが、しかしながら議会を代表する議長さんには、これから都民ファーストでこういったことを進めていきたいと真摯(しんし)にお願いをし、ご理解を深めていただきたいと、このように考えております。やはりお互いに都民の代表ということで、必ずどこかで(知事と議会に)接点が出てくるはずでございますので、ゆっくりお願いをしていくということになるかと思います」

 《ここで、用意されたペットボトルから水をコップに注ぎ、コップを両手で持って飲む小池氏。多くのフラッシュがたかれる中、質問は東日本大震災の支援に移る》

 --東日本大震災の被災地に、都はこれまで職員を派遣したり支援を行ったりしていた。その一方で舛添要一前知事は被災地に行かず批判を受けたりした。今後、都の被災地支援をどう考えているのか。また、福島県については、水素エネルギーの生産や研究について都は協定を結んだ。それを今後どうするのか

 「東日本大震災被災者の方々はまだご自宅ではなく、まだ何も終わっていない状況、『ING(アイエヌジー)形』だと思います。私も(国会)議員として何度か被災地の方には回らせていただきました。当時は議員としての予算確保であるとか、(自民党の)総務会長を務めていた折には、小学校入学の子供たちにランドセルを送ろうとツイッターでつぶやいたところ、何千個のランドセルが届いて、総務会長室がランドセルでいっぱいになったということもあった。つまり、都として当時職員の派遣ということもしていたと思うし、今もそれぞれの市町村、県も含めお支えをしていると思います」

 「被災地の方々、これは東京都としても支えていくのは当然の話ではないかと思うし、さらには、新しい産業を福島などの地において支えていくということ。これなどは、雇用の問題やそこで生活なさっておられる方の将来の希望にもつながることですので、もう一度ご指摘がございましたので、改めて東京都としての東日本大震災の被災地支援、改めて確認をさせていただきます。被災地支援についての考えは変わりませんし、それをより強化し、かつ見える形で、というのは私自身が被災地に出向くということもあろうかと思います。検討して参りたいと思っています」

 《東日本大震災への対応に続いて、小池氏は水素エネルギーについて見解を述べた》

 「水素ステーションというお話がございました。水素ステーションは燃料電池車であったり、五輪パラリンピックのときの、さまざまな公共の輸送にも使えるし、東京湾の屋形船を燃料電池にという話もございます。一つの新しいエネルギーとして有望かと思っておりますので、それについても引き続き福島も含めてでありますけれども、水素ステーションについては取り組んでいきたいと考えております」