安倍晋三首相がTPP早期承認を米国に要請 ニューヨークで開催の対日投資セミナーであいさつ
【ニューヨーク=石鍋圭】安倍晋三首相は19日午前(日本時間同日夜)、米ニューヨークで開かれた対日投資セミナーであいさつし、安倍政権の成長戦略の柱となる環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の承認案と関連法案を26日召集の臨時国会で成立させる考えを強調した上で、「日本は全力で取り組む。米国も同じだと信じている」と米議会の早期承認を求めた。
米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官と共和党候補ドナルド・トランプ氏がともにTPPに反対する立場を示していることを牽制する狙いがある。
安倍首相は「TPPは米国の『アジア・リバランス(再均衡)戦略』の柱で、米国がアジア太平洋地域の発展をリードする意思を示すものだ」と米国の存在感の重要性を指摘。「(TPPの)成否は世界の自由貿易体制とアジア太平洋地域の戦略環境を左右する」とも訴えた。
さらに、「基本的価値を共有する国々が経済の絆を強め、さらにその輪を広げていく。地域の安定に資するもので、そこにTPPの戦略的意義がある」と述べ、安全保障戦略上の役割を強調した。
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