【必読!中国ビジネス】第28回 「主要都市 ここが狙い目」(8)広州 (1/4ページ)

2011.11.7 05:00

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 ■飲食・サービス業 十分に勝機あり

 広州は、上海、北京に続く3大都市であり、2010年の域内総生産(GDP)は1兆604億元(約13兆円)にのぼります。人口は戸籍ベースの約775万に加えて流動人口が約450万とみられ、実際には1100万人をはるかにしのぐでしょう。この人口は世界20位に入る巨大都市です。

 ただ、広州は直轄都市ではないので、上海のように行政手続きが簡略化されておらず、逆に複雑化している部分があります。その点は、事前に現地コンサルタントなどと相談しておく必要があるでしょう。

 広州は孫文が広州蜂起を行い、辛亥革命の先駆けの地となった「変革・改革発祥の地」です。そんな歴史的背景もあり、新政策を実験的に試すことが少なくなく、他の都市よりも法令に気を配っておく必要があります。また、南方の土地柄か、こまかなことをあまり気にしないので、行政手続きに無用の混乱を招くことがあります。実際、当局に電話で確認して必要とされた資料が、実は必要なかったなどの経験があります。

 ◆中小企業でも安心

 「食は広州にあり」という言葉が広く知られているとおり、広州は広東料理の本場で朝から飲茶(ヤムチャ)を楽しむ人が多く見られます。近年は、欧米のファストフードや各国の料理店なども進出し、さまざまな料理が楽しめます。

 現地で使われる言語は広東語で、中国では方言の扱いですが、この広東語は現在の標準語とされる北京語と最後まで標準語の座を争いました。また、一概に広東語といっても香港の広東語、○○省の広東語と少しずつ差異がありますが、広東語同士であれば基本的に通じます。