アジア新興国は世界の中で自然災害リスクが高いことがわかった。英調査会社メープルクロフトの自然災害リスク地図で、リスクが最も高い10カ国・地域に6カ国のアジア新興国が入った。バングラデシュの英字紙デーリー・スターなどが伝えた。
経済グローバル化時代にあって、自然災害リスクは、その国の経済損失につながるだけでなく、サプライチェーン(部品供給網)の寸断を通じて周辺国に進出した企業にとっても不確実要因となる。自然災害リスクは経済活動に直接・間接的に影響を及ぼすため、投資や進出に当たって軽視できない要因だ。
メープルクロフトが8月に公表した自然災害リスク地図によると、経済規模に対する相対的なリスクが最も大きな国はバングラデシュで、フィリピン、ミャンマー、インド、ベトナム、ラオスもワースト10に入った。これらの国は、地震、台風(サイクロン)、洪水などの自然災害に見舞われる可能性が高いだけでなく、ひとたび災害に遭うと、国内総生産(GDP)に大きく響く恐れがある。建築物の強度不足や排水溝などインフラの不備や、予測警報体制の構築といった社会的対策の遅れも要因となっている。