カチン州のある長老は、EIAの調査員に、「ミャンマーが中国にとってのスーパーマーケットなら、カチン州はコンビニエンスストアだ」と語ったが、ミャンマーと中国の現在の関係の一端を表しているようだ。
ただ、ミャンマーからの木材輸入はここに来て、アフリカ産に代わりつつあるという。ミャンマー国軍とカチン州の武装勢力との対立が激化し、木材の供給が減ったことや、経済改革に伴いミャンマー国内の輸送代金が高騰しているためだ。
EIAは、中国政府が自国については環境を重視し、伐採抑制や植林計画を進めているにもかかわらず、他国での不法伐採や不法輸入を続けることは「森林破壊」を世界中に輸出しているのと同じだ、と厳しく批判している。(編集委員 宮野弘之)