経済産業省は12日、関西電力と九州電力が申請した家庭向けの電気料金の値上げを審査する専門委員会の2回目の会合を開いた。
九電は原子力発電所の全停止が続けば、企業と家庭向けの電気料金全体で値上げ幅が今回申請の約3倍に膨らむとの試算を提示。関電も2倍程度に膨らむとの見通しを示しており、原発の稼働停止の長期化が電気料金の再値上げにつながる可能性が改めて浮き彫りになった。
値上げ申請にあたって、九電は原発6基のうち計4基が2013年7月以降、順次再稼働することを前提としている。
これらの原発が一つも再稼働しない場合は、企業と家庭向けの電気料金全体で35.64%の値上げになると試算した。九電は今回、家庭向けで平均8.51%、企業向けで14.22%の値上げを申請している。
関電も料金算定の前提として12年7月に再稼働した大飯原発3、4号機(福井県おおい町)などの稼働継続を織り込んでいるが、仮に全11基の原発が停止すれば、3450億円のコスト増になると試算。