緊張の関電に“ぶっちゃけ発言” 専門委トップに周囲ハラハラ (1/6ページ)

2012.12.12 08:00

安念潤司委員長(右から2人目)の発言は、電気料金審査専門委員会の「名物」のひとつになっている=11月29日、東京都千代田区(宇野貴文撮影)

安念潤司委員長(右から2人目)の発言は、電気料金審査専門委員会の「名物」のひとつになっている=11月29日、東京都千代田区(宇野貴文撮影)【拡大】

  • 電気料金審査専門委員会で、家庭向け電気料金の値上げ申請について報告する関西電力の八木誠社長ら=11月29日、東京都千代田区(宇野貴文撮影)

 関西電力と九州電力が政府に認可申請した家庭向け電気料金の値上げが妥当かどうかを調べる有識者委員会「電気料金審査専門委員会」(委員長=安念潤司・中央大法科大学院教授)が始まった。

 33年ぶりとなる値上げの申請に踏み切った両社には、早くも企業努力や情報開示を求める声が噴出。専門委の安念委員長は5月に値上げを認可申請した東京電力について「会社更生法を適用しておくべきだった」と述べるなど“ぶっちゃけキャラ”で知られ、今後も爆弾発言で関電や九電をメッタ斬りするかも!?

 ぶっちゃけ委員長の本音

 「最初から脱力させてしまうかもしれませんが、この仕事は、何もいいことはありません」

 東京都内で11月29日に開かれた専門委の初会合。社員ら約10人を従え、準備万全の状態で臨んだ関電の八木誠社長のほか、九電の瓜生道明社長も出席し、緊張感が張りつめる中、あいさつに立った安念委員長は委員たちにこう言い放った。

苦しい立場を自虐ユーモアを交えて語る

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