中国上海市で11月にオープンした日本の人気アニメ「名探偵コナン」をテーマにしたローソンのコンビニ店(陳鈞撮影)【拡大】
ローソン側は「店舗の賃貸料の問題だ」と話しており、大通りに面した一等地の家賃に見合った売り上げが得られなかったことを示唆した。
ウルトラマンヒーロー店も店員の制服、オリジナルグッズ販売、内装など店内をウルトラマン一色にし、家族連れの来客増を狙った。
1、2階の約500平方メートルと通常店舗の5倍近い広さだったが、「上海市内の一等商業地では年率20~30%の賃料値上げは普通」(不動産業者)とされる中で、運営コストにウルトラマンが負けた形だ。
同社は「ウルトラヒーロー店」の規模を縮小した上で、来年にも市内の別の繁華街に再出店する計画としている。
地元住民からの人気は高い日本のキャラクター店舗だが、生き馬の目を抜くような上海市の繁華街での競争は厳しそうだ。