日本政府が円借款で拡張を支援するモザンビークのナカラ港【拡大】
アフリカ南部は資源も豊富で経済成長が見込まれているが、物流インフラの整備がネック。このため、今年6月に約5年ぶりに日本(横浜市)で開催される第5回アフリカ開発会議では、南アからザンビアを縦断する「南北回廊」や、ナカラ回廊などのインフラ整備を推進することなども議題となる。
日本政府は会議で他の国際機関との連携強化も改めて打ち出す方針で、今後はアフリカ開発銀行などとも協調し、モザンビーク周辺の活性化を急ぐ。
JICAは昨年、南北回廊のボツワナとザンビア国境地点のカズングラでの架橋事業にも円借款供与を決めており、アフリカ南部のインフラ整備に協力している。(上原すみ子)