韓国の現代自動車が公開した高級スポーツクーペのコンセプト車【拡大】
項目別でも、船舶の輸出が40・3%減少し、自動車で15・1%、一般機械が15・1%など主力輸出品が二桁の減少率で、増は無線通信機器(10・2%)、石油化学(7・8%)が目立った程度だ。
韓国メディア「中央日報」は、この現象を「円安の強風にふらついている」と評し、「為替相場の変動は、時差を置いて影響が出ることを考えると、円安は韓国の輸出だけでなく、今年の経済成長率の足を引っ張る」と危険視している。
円=ウォンのレートは、昨年9月時点では、100円=1400ウォン台だったが、今年3月中旬に1200ウォンを切る水準までウォン高・円安が進んでいる。
金融緩和に過激に反応
これを受けたメディアの反応はなかなか過激だ。黒田東彦日銀総裁を「安倍政権の為替のタカ派」と呼び、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は「為替戦争の暗雲がたちこめている」とたきつけた。