韓国からの自動車部品輸入額【拡大】
韓国の部品メーカーが日本の自動車メーカーからの受注拡大を目指す動きを加速させている。
韓国から日本への自動車部品輸入額は2012年に過去最高を記録。韓国の現代自動車が世界でシェアを伸ばす中、コスト面に加え、以前は低くみられがちだった品質面でも磨きをかけてきた。日本の自動車各社もコストの安い韓国製部品に期待する一方、国内の部品メーカーは競争力の向上を迫られそうだ。
「10年前は日本製より3割安くても相手にされなかった韓国製の部品が、最近は品質や安全性でも評価され始めている」。大韓貿易投資振興公社(KOTRA)東京貿易館の大場有博副館長は感慨深げに語る。
KOTRAは09年、トヨタ自動車との間で韓国部品メーカーの商談会を開催。商談会は日産自動車、ホンダなどとも開き、「こんなにいい部品があるとは思わなかったと好評だった」(大場氏)という。