衝撃的な交通ルール
自動車優先、歩行者軽視の交通ルールも日本人、いや外国人には衝撃的だ。交差点では横断歩道の信号が青でも、歩行者は右左折する車に道を譲らねばならない。横断歩道を渡っている人がいても、バスやタクシーは「当たったらお前らの責任」とばかりに突っ込んでくる。
歩行者も歩行者で、律義に信号を守る人のほうが少ない。自らの判断力と運動神経だけが頼りで、道路はまさに戦場だ。
ただ、外国人が多い上海では十数年前に旅行したときに比べて、車がいくらか歩行者を優先するようになっていた。他都市も少しずつ改善していくのかもしれない。
車の急速な普及で、初心者ドライバーが多いのも中国の特徴だ。運転技術が未熟な上に、車線変更ぐらいでは方向指示器は出さないといった具合に、交通ルールは緩い。結果、事故が多くなる。大学周辺の狭い生活圏ながら1週間で3回、事故現場を目撃したこともある。路線バス同士が接触し、運転手が言い争っていたこともあった。