話はこうだ。葬儀の日、シアヌーク前国王の妻・モニク妃やシハモニ国王が火葬を始めるために着火しようとしたが、たびたび失敗。5度目にフン・セン首相が1人で着火したところ初めて成功した、というものだ。
フン・セン首相は、モニク妃が「前国王はあなたをお待ちしていたのでしょう」と語った、と披露した。
また、3月21日に発表された縫製業労働者の最低賃金引き上げでは、現行の月額61ドル(約6000円)から78ドルに引き上げる素案が固まった後、「フン・セン首相の直接の指示」で2ドルが加算され80ドルになった、と政府が発表した。
カンボジアでは、賃金を含む労働条件の改善を求める要求やストライキが縫製業を中心に頻発、激化し、政府と労使による賃金引き上げ交渉は暗礁に乗り上げていた。この引き上げで事態は沈静化したが、根拠不明の2ドル加算が「首相の鶴の一声」だったことをアピールするあたり、選挙を意識したパフォーマンスと指摘されている。