国際社会が一喜一憂
GDPだけではない。中国税関総署が発表した3月の貿易統計で、対香港輸出額が前年同月比92.9%増と異常な伸びを示し、「中国の輸出業者による虚偽申告で、貿易統計が水増しされた」との見方が広がった。
香港の貿易統計によると、中国本土からの輸入額は今年1月が34.2%増、2月は18%のマイナスだった。これに対し、中国本土側の統計では、香港への輸出は1月が88.3%増、2月は35.6%増と食い違った。
香港の市場関係者間は「中国本土の業者が架空の輸出で香港から本土に資金を移し、株式や不動産などに投資した」と受け止めている。一方、中国税関総署は「香港とは計算方法が異なる」などと強弁を続けた。
香港の市場関係者が疑念を抱く中国輸出業者の虚偽申告。この数字が堂々と貿易統計に反映されているとすれば、信頼性は低いといわざるをえないだろう。