米国産シェールガス輸入解禁 日本に朗報、LNG安価調達の武器に (3/4ページ)

2013.5.20 07:00

 想定より審査は長引いたが、エネルギー省は昨年、「米経済にとって利益の方が大きい」との報告書を発表し、流れが変わる。今回の対日輸出解禁も同省は輸出量を制限することで「公益に反しない」との立場を示した。ダウ・ケミカルも「生産者と消費者に恩恵を与える」と歓迎を表明した。

 米国産LNGの日本への輸出解禁は、ロシアや中東を含むエネルギー資源の勢力図にも影響を与えることは間違いない。

 米国のシェールガス増産で、中東産LNGが欧州に流入。売り先を失ったロシアは、世界最大のLNG輸入国である日本に販売攻勢をかけている。

 円安による輸入価格急騰で、安価なガス調達が課題だった日本にとっては、米国産LNGというカードを握った形だ。これを武器にロシアや中東との長期LNG契約で有利な条件を引き出せる可能性もある。

「米消費者が害されないよう政府が万全を期すものと期待」

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