日本、世界の医療市場に攻勢 最新鋭がん治療装置、三菱電機が仏で初受注へ (2/4ページ)

2013.6.21 08:00

主な放射線がん治療装置

主な放射線がん治療装置【拡大】

 三菱電機の山西健一郎社長も「日本の独自技術として、がん治療装置の引き合いは強い」と輸出拡大に意欲を示す。

 がんを切らずに治す放射線治療はX線が一般的だが、重粒子線や陽子線はがん細胞に集中して照射でき、正常な細胞にも影響するX線より患者の体への負担が少ない。特に重粒子線はがん細胞の殺傷効果がX線の2~3倍と高く、治療期間を約6分の1まで短縮できるという。

 日本は独立行政法人の放射線医学総合研究所(放医研)を中心に1990年代から民間企業と重粒子線装置の開発を本格化。5月に安倍首相が視察した九州国際重粒子線がん治療センター(佐賀県)を含む4施設を三菱電機などが納入した。

 東芝も神奈川県立がんセンター(横浜市)で15年の治療開始を目指している。重粒子線装置は治療人数の実績で国内施設が9割を占めるなど、日本が独走している分野といえる。

「最新鋭のがん治療装置は、医療輸出の本命」

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