主な放射線がん治療装置【拡大】
コスト削減 課題に
ただ、受注額が大きい半面、最新鋭機は重粒子線で1台約150億円、陽子線でも約50億円と高価で、本格普及にはコストダウンが求められる。また医療機器の開発は医師らの協力が不可欠な上、「輸出先でも人材育成などを含めた協力が必要で、民間企業1社だけでは難しい」(大手メーカー)とオールジャパンの態勢作りが課題となる。
政府はフランスに続き、サウジアラビアやロシアなどでも最新鋭機の売り込みを加速する方針。東レ経営研究所の増田貴司チーフ・エコノミストは「医療機器の輸出には、機器や人材育成などをパッケージで売り込む必要がある。政府が本腰を入れて医療を成長産業化できるかが問われている」と話す。