中国における生産年齢人口(15~59歳)は2010年にピークを迎え、減少に転じた。背景には1980年代からの「一人っ子政策」がある。
労働力の需給逼迫(ひっぱく)感は労賃高騰に直結する。中国に31ある省クラスの地方行政区に、経済特区として農民工を多数受け入れている広東省深セン市を加えた32地区のうち、18地区までが今年1月からの約半年で法定の最低賃金を引き上げたという。
平均アップ率は約14%に達する。国内総生産(GDP)成長率が8%を切り、輸出や消費も伸び悩む経済環境の下、企業にとっては人件費コストばかり上昇する厳しい局面となる。
進むロボット導入
中国の工場では今後、産業用ロボット導入も進みそうだ。国際ロボット連盟(IFR)によると、11年の中国での産業用ロボット出荷台数は前年比5割増の約2万3000台。景気減速下でも自動化ニーズは強く、12年以後も需要増が続いている。