そうした中で、安川電機は6月、江蘇省常州市に産業用ロボット工場を開設した。自動車工場などで使う溶接ロボットを2年後に月1000台生産する。日系ロボットメーカーが中国に工場を置くのは初めてという。
米アップル製品などの受託製造で急成長した台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が中国で展開している生産子会社、富士康科技(フォックスコン)は、14年までに塗装や溶接、組み立て作業などに100万台の産業用ロボットを導入する計画だ。
中国に100万人もの従業員を抱える富士康だが、社会問題ともなった従業員の連続自殺や不審死で労働力の確保が難しくなり、これに人件費高騰が追い打ちをかけた背景がある。
中国で製造業の人海戦術は転換の時にきた。ここで日本企業の技術力が試される。(安徽省舒城 河崎真澄)