沿海部で働く地方出身の出稼ぎ労働者【拡大】
常態化する人手不足の原因について、人材サービス企業、蘇州英格瑪人力資源集団の庄志董事長は「中西部の経済発展と新農民工の出現に関連がある」と指摘。
元来、労働力の輩出地であった地域が経済発展を遂げ、現地の住民に雇用機会を創出している点や若年層の農民工は(従来の農民工が従事していた)単純な流れ作業などを嫌がる傾向がある点などに起因しているとし、問題の解決には時間を要するとの見方を示す。
これに対し、復旦大学社会科学部の邵暁瑩副教授は「最低賃金基準の引き上げが、人手不足の緩和に一定の効果をもつ」と指摘。実際、江蘇省昆山市の仁宝資訊工業の人事担当者は「賃金引き上げで離職率の低下に成功し、頻繁な入れ替えで発生していた求人費や教育費を抑えることができた」と話している。