沿海部で働く地方出身の出稼ぎ労働者【拡大】
一方、政府が促進する経済構造調整において、賃金の引き上げは労働集約型産業の淘汰(とうた)を促し、モデルチェンジを加速させるとの見方も広がっている。
邵副教授は「賃金引き上げは短期的には企業側にコスト増が発生するが、長期的にみれば、企業の研究開発力と商品付加価値の引き上げにつながる」と主張。庄董事長も「最低賃金の引き上げが、低付加価値で利益率の低い企業を直撃することは免れないが、モデルチェンジのためには必要な過程である」と指摘している。
このほか、専門家からは「最低賃金の引き上げは収入分配における重要改革であり、内需拡大をもたらす消費振興策としても効果が期待できる」との声も上がっている。(上海支局)