オン・デバイス・リサーチ幹部は、現在のパキスタンのデジタル広告市場が広告市場全体の1%に当たる500万ドル(約5億円)規模にとどまると指摘。電子商取引市場も2500万~3000万ドル規模だとしたうえで、「世界6位の人口1億9000万を有する巨大市場であることを考えると、インフラ、ネット環境、金融システムなどの整備が順調に進めば、ネット関連分野の将来は明るい」と述べた。
また、同国では今後も携帯端末を使用したネット利用の増加が予想されるため、外資系通信会社などの投資も続いている。05年以降、現在までに通信分野への外国からの直接投資額は70億ドルだった。
投資は今後も続く見込みで、通信業界世界5位のノルウェー国営テレノールは15年までに10億ドルを投じて基地局の増設などに着手する意向を表明した。