ソフトバンク「世界一」へ巨額投資 スプリント買収、孫社長の挑戦続く (1/4ページ)

2013.7.10 08:00

ソフトバンクの連結有利子負債残高

ソフトバンクの連結有利子負債残高【拡大】

 ソフトバンクが米携帯電話3位のスプリント・ネクステルを10日(日本時間11日)にも傘下に収め、成長戦略の柱に据える米国での事業展開にいよいよ乗り出す。

 現地時間の8日には米無線通信会社のクリアワイヤがスプリントの完全子会社になることを臨時株主総会で承認。ソフトバンクは2つの企業を手中にし、携帯電話事業で世界トップの座を狙う。

 ただ、赤字にあえぐスプリントの立て直しを図りながら、顧客獲得競争を勝ち抜くのは容易ではなく、高速通信網の整備に巨額の投資も欠かせない。乗り越えるべき壁は高く、課題は山積している。

 「世界で最もリッチで進んでいる米国は、携帯市場が日本の2.5倍以上。米国進出に胸を膨らませている」。ソフトバンクの孫正義社長は6月21日に東京都内で開いた株主総会で、こう強調した。

 厚い「2強」の壁

 ただ、米国でのスプリントの契約数は約5500万件。これに対して首位のベライゾンは約1億1600万件、2位のAT&Tが約1億700万件と差は大きく、「2強」のシェアは6割を超える。しかもスプリントは2012年12月期まで6期連続で連結最終赤字を計上し、体力に乏しい。

「ボーダフォンよりも楽ではないか」と強気の姿勢

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