ソフトバンクの連結有利子負債残高【拡大】
その上、高速通信サービス「LTE」のネットワークでも出遅れている。3月末時点で整備済みの地域はベライゾンの491、AT&Tの190に対し、スプリントは88にすぎない。
ソフトバンクはLTEのインフラ整備を重視しており、クリアワイヤの豊富な周波数を活用して上位2社に対抗する構えだ。スプリントの経営陣はソフトバンクとの調整を踏まえ、6月25日の株主総会で設備投資に13年と14年に各80億ドル(約8090億円)、15~18年も毎年60億ドルを充てる方針を打ち出した。
「リスクはあるが(成功する)自信がある」。孫社長はこう公言してはばからなない。この自信を支えるのは、携帯電話事業に参入するために買収した英ボーダフォン日本法人の経営を立て直した実績にほかならない。
スプリントは業績が好転する傾向にあり、ユーザー数も伸びているとして、孫社長は「ボーダフォンよりも楽ではないか」と強気の姿勢を崩さない。