21年までに外資系各社の通信分野への投資額は合計50億~100億ドルに達する見通しだ。
一方で、パキスタンの通信分野は検閲という問題を抱えている。同国政府は動画投稿サイト、ユーチューブへのアクセスを08年以降、4回にわたって遮断したほか、軍や紛争地域に関する情報などへのアクセスも厳しく制限するなどしている。
ネット利用者の増加とともに自由な情報へのアクセスを求める声が高まれば、政治的に新たな問題に発展する可能性もある。
今後、通信インフラの近代化や、ネット情報の取り扱いなどに対するパキスタン政府の取り組みに注目が集まりそうだ。(ニューデリー支局)