タイ・プラスワンとして最も有力なのは、国境を接するラオスやカンボジア。ただ、それぞれに一長一短がある。カンボジアは、労働力が豊富だが、東南アジア諸国で最も電気代が高い。一方のラオスは、電気代がカンボジアの3分の1ほどだが、人口が少ない。上松CEOは「それぞれの長所を生かし、カンボジアで取り込めないニーズをラオスで取り込もう、というのが私たちの狙いです」と話す。
上松CEOによると、ラオスの経済特区内の優遇措置は、カンボジアよりも充実している部分がある。たとえばラオスの法人税は「利益が出てから10年間」にわたり免除される。カンボジアの「操業開始から9年を上限」とする免除期間よりも長い。また、免除期間後も、一般の法人税率24%よりも安い8%が保証される。
労働力確保が課題
サバン・セノ経済特別区委員会のボアカム委員長は、日本への留学経験があり、日本語を流暢(りゅうちょう)に話す。日本人や日系企業のことをよく知るボアカム委員長は「ラオスの経済発展基盤をつくるために、日系企業の進出が必要」と語る。また、カンボジアでの日系企業誘致の経験が豊富なPPSEZの進出を歓迎し、その手腕に大いに期待している。