来春の消費税率引き上げの是非【拡大】
一方、見送りを求めた企業は全体の7%にとどまり、内訳は「経済状況が大きく改善しない限り見送るべきだ」(5%)、「経済状況にかかわらず見送るべきだ」(2%)だった。
増税に否定的なのは「デフレ脱却を確実なものにしなければ逆に財政再建が遠のく」(商社)、「実効性のない『ばらまき』の廃止など(増税の前に)すべきことがある」(電子部品メーカー)などと、景気の立て直しや歳出削減を優先すべきだとする理由が目立った。
消費税率の引き上げに伴って懸念される事態については「駆け込み需要後の反動」を挙げた企業が38%、「景気の悪化」を挙げた企業が33%だった。一方、今年6月に成立した消費税転嫁法に基づき、政府が対策を進めている増税分の価格への円滑な転嫁を挙げた企業は3%にとどまった。
消費税率の引き上げに伴って、業績に「短期的には悪い影響が出る」(32%)、「悪い影響が継続する」(5%)として、悪影響を見込む企業が計37%あった一方、業績への「影響はない」とした企業も23%あり、「分からない」が31%だった。