フジサンケイビジネスアイが主要企業120社を対象に実施したアンケートで、安倍晋三政権が掲げる成長戦略への期待の大きさが浮き彫りになった。政権に求めること(2つまでの複数回答)では「成長戦略第1弾の具体化と実行」を挙げた企業が67%で最も多く、「思い切った成長戦略第2弾を打ち出すこと」が43%で続き、3位は33%の「財政再建」だった。過去の政権が打ち出した成長戦略が十分な効果を生まなかったこともあり、企業は安倍政権の実行力を注視している。
今秋に取りまとめる成長戦略の第2弾に盛り込むことを期待する政策(複数回答)については「法人税の実効税率引き下げ」を挙げた企業が92社と回答企業の8割近くに達し、「設備投資減税」が約5割の57社にのぼるなど、企業活動に伴う負担を軽減する税制措置を求める回答が目立った。
日本の法人税の実効税率は38.01%(2015年度からは35.64%)とドイツの29.55%や韓国の24.2%などと比べ負担が重い。米国や英国も引き下げる方向にあり、実効税率の引き下げを求める日本企業の声の強さが改めて印象付けられた格好だ。