速報値を分析したカンボジア計画省は「1世帯当たりの人数の減少と、国全体での世帯数が年間2.7%ずつ増加しているという傾向を合わせて考慮すると、カンボジアの家族は複数の世帯が共に暮らす大家族から、核家族へと変化しつつある」と指摘している。
また、男女比にも、カンボジア社会の変化が垣間見える。女性100人に対する男性の割合(男女比)は、内戦前の62年は99.9と男女がほぼ同数だったが、ポル・ポト政権(75~79年)後の80年の調査では86.1にまで落ち込んだ。
この時代に多くの国民、とりわけ多くの男性が命を落としたことを物語る数字だ。男女比は、80年以降の各種調査で1:1に向けて回復傾向にあり、今回の調査では94.3まで戻っている。
今回の中間年人口調査は、日本の総務省統計局のウエブサイト(http://www.stat.go.jp/info/meetings/cambodia/cips_pr.htm)で閲覧できる。同サイトにはJICA専門家として調査を支援した総務省統計研修所の西文彦氏による調査の概要説明も日本語で掲載されている。(月刊邦字誌「プノン」編集長 木村文)