企業・団体の非正規雇用者の割合【拡大】
都内の国立大を卒業後、東京・霞が関で働く国家公務員となり、夫の海外赴任で仕事を辞めて米仏で子供を育てた経験を持つ。2番目の子供が小学校高学年になった時期に始めた就職活動で「自分の実像と履歴書のギャップを痛感した」という。
海外生活を経て外国語の日常会話はできるとはいえ、ビジネス英語が身に付いたわけではない。専業主婦となり、PTA活動や「ママ友」仲間との付き合いはしてきたものの、仕事で働くのとは別の世界だ。「家を出ることが怖い」と感じずにはいられなかった。
中澤さんはいま、来春の就職を目指して日本女子大学(東京都文京区)の「リカレント教育課程」に通っている。育児などで離職した女性を対象にビジネス関連の実践教育を行う1年間のカリキュラムだ。2007年に開講し、日本女子大の卒業生以外にも門戸を開いている。
講義はTOEIC800点以上の英語力やITを使いこなす能力、初級簿記の習得など就職を前提にした内容で、累計の受講生は9月までに302人を数えた。このうち40代が約半数を占め、平均年齢は38.7歳。