解凍された豚肉は、コンクリートミキサーのような機械で加工され、「一般人では見分けがつかないほど牛肉に似せることが可能だった」(被疑者の1人)という。加工された偽装牛肉は500グラム当たり25~33元で販売されていた。
さらに現場では、工業塩を含む複数の添加剤も発見されており、多量に摂取すると、意識不明の重体や死に至る可能性もあるという硝酸ナトリウムも見つかっている。
このほか、6カ所の製造拠点が所持していた生産許可証や検査報告書も他社のものだったことが判明しており、操業が3年を超えていた製造拠点もあったことが分かった。
偽装牛肉の卸市場への供給量は6カ所の合計で1日2000キロ以上にも達していたという。(西安晩報=中国新聞社)