フィリピン国内には現在、約350万台のガソリン式三輪タクシーが走行。公共交通機関の約4分の3を占め、排出するガスは同国内の交通機関による大気汚染の3分の2に相当し、深刻な問題となっている。
また、ガソリン式三輪タクシーが消費する輸入燃料は年間50億ドル分ともいわれ、10万台を電動化することで、年間1億ドル分の輸入燃料を節約できるという。
三輪車の運転手にとっても、電動化により経済的な負担が軽減する利点がある。運転手は自治体から車両を借りてガソリン代を自費で支払うため、先進国並みの燃料代は大きな負担となっていた。
マニラ首都圏で実施された社会実験によると、電気三輪車はガソリン車と比べて1日5ドル以上の燃料代を節約でき、運転手の日給も倍増することが実証されている。