韓国、年金改革後退に失望感 財源確保できず支給対象見直し (1/3ページ)

2013.10.10 09:02

 韓国で朴槿恵(パク・クネ)大統領が選挙公約に掲げた年金改革が後退し、失望の声が広がっている。公約では老齢基礎年金の支給対象者を高齢者全員に拡大し、支給額も増額するとしていたが、税収減などで財源を確保できず、後退を余儀なくされた。現地英字紙コリア・タイムズなどが報じた。

 現在、同国では所得上位の30%を除く65歳以上の高齢者に月額で最大約10万ウォン(約9000円)の老齢基礎年金を支給している。これに対し、朴大統領が公約に掲げた改革案は、支給対象を65歳以上の高齢者全員とし、支給額を一律20万ウォンに引き上げるとしていた。

 しかし、政府が先月発表した年金改革案は所得上位の30%を引き続き支給対象外としており、支給額に関しても所得に応じて10万~20万ウォンとするなど、対象と金額ともに公約から後退した内容にとどまった。

「すべての高齢者に支給できず、申し訳ない」と謝罪

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。