「結局、評価書を出したのだから、命令を取り消す意味はなくなった」と規制委は説明したのだ。
当然のごとく原電は激怒し、「何らの説明もなく、門前払いの判断を下すのは不誠実」と規制委を批判するコメントを即日公表した。それだけにとどまらなかった。たたみかけるように翌3日、コメント(その2)も追加公表し、記者会見での田中俊一規制委員長の発言に苦言を呈した。
2日の会合後に行った記者会見で、記者から「(会合では)委員長が台本を読み上げているようにも拝見し、他の委員からも一切意見がなく、やや特異な印象だった」との質問があったことに触れ、「結論先にありきの議論だ」と“断罪”した。
さらに、田中委員長がその質問に対し「私の方からお聞きしたいが、ああいう退屈するような議論を皆さんは公開でお聞きになりたいかどうか」と答弁したことにかみついた。「規制法の執行権者として許される発言であろうか」とボルテージがさらに上がった。
とはいえ、異議申し立てをめぐるバトルは「あくまで枝葉の話」(大手都市ガス幹部)にすぎない。