政府の規制改革会議(議長・岡素之住友商事相談役)は31日、一般用医薬品(市販薬)のネット販売について改めて議論した。厚生労働省が、一部市販薬のネット販売を禁止する方向で検討を進めていることについて、岡議長は「ネット販売の特性を十分に理解していないのではないか」と批判した。
会議後、安全性を確保したうえで、全品目のネット販売も可能とすることを求める追加の意見書を厚労省に提出した。
厚労省の有識者会議が10月8日にまとめた報告書では、副作用のリスクが特に高いとされる「劇薬」に指定される5品目のネット販売は今後も禁止する方針。