甘利明TPP担当相は1日の閣議後会見で、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉を巡り、自民党の西川公也・対策委員長が政府に報告した関税撤廃の可否の検証結果について、「(コメなど重要5分野の関税維持など)党の決議を守ってほしい(という内容だ)。詳細な報告ではなかった」と明らかにした。
西川委員長は、10月上旬のTPP首脳会合後に進めてきた重要5分野を細かく分けた586品目ごとに関税撤廃の可否を検証作業を終え、政府に伝えたと発言していた。ただ、自民党内には党や衆参両院で関税維持を決議した重要5分野の切り崩しに慎重意見も根強く、従来の方針から踏み込んだ内容を示せなかったとみられる。
TPPの関税協議は年内妥結を目指して本格化する中、甘利氏は「(今後の検証作業は)政府対策本部が、関係省庁をまとめて取り組む。党とも連携取りながら進める」と政府・与党が一丸となって臨む姿勢を強調した。