安倍晋三首相は12日、来日中のルー米財務長官と首相官邸で会談した。安倍首相は、米債務上限問題について、「暫定予算として債務上限の問題について合意が成されたことを歓迎申し上げます」とあいさつ。ルー長官は「世界経済のため、両国が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)などで、いかに協力していくかをお話ししたい」と述べた。
安倍首相との会談に先立ちルー長官は、麻生太郎財務相、甘利明TPP担当相と相次いで会談した。
甘利氏は会談後、「米側から具体的な項目に関して『努力してほしい』と要請があった」と明らかにした。一方、甘利氏は日本が「聖域」とするコメや麦など重要5分野の関税維持について「政治的に重要な課題になっている」と伝え、米国の理解を求めた。
また、麻生氏との会談では、日本経済の力強い成長が世界経済にとって望ましいとの認識で一致した。麻生氏は米債務上限問題について、市場の混乱につながりかねないとして、米側に適切な対応を求めた。
ルー長官は13日以降、シンガポールやマレーシア、ベトナム、中国を歴訪する。