ソチ五輪が映す「プーチン流」の限界 合理性を欠き、非効率的 (3/3ページ)

2013.11.18 05:00

 人口約36万人の小都市ソチを大改造したのはよいが、五輪開催後にリゾート地として発展し、投資を回収できる見込みがないためにほかならない。

 プーチン氏は2000年に1期目の大統領に就任して以降、政治と経済の国家統制を進め、重点を置く産業分野や地域に資金を集中投下してきた。国の威信をかけたソチ五輪が映すのは、こうした“プーチン流”の経済モデルがもはや限界に直面している現実だともいえよう。

 聖火トーチだが、地上では聖火リレー中に火が消えてしまうトラブルが40回以上も確認され、品質が揶揄(やゆ)されている。トーチ1万6000本の製造を請け負ったのは、弾道ミサイルも生産する国営軍需企業。1本当たりの推定価格は4万円相当というが、カネはどこに消えたのやら…。(産経新聞モスクワ支局 遠藤良介)

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