診療報酬改定と並び、予算編成の大きな課題になるのが、地方交付税に上乗せしている「別枠加算」(2014年度要求額1兆円)だ。08年のリーマン・ショックを受け、雇用や景気対策として09年度以降、毎年度1兆~1.5兆円を支出してきた。
財政審は、赤字国債を発行して負担してきた別枠加算が国の財政悪化の一因だと指摘。リーマン後の地方の積立金は08年度の13.5兆円から12年度は16.3兆円と2.8兆円増加しており、「国の借金で地方が貯金している」と批判。別枠加算の速やかな解消が必要としたが、総務省は「景気回復が地方に浸透していない中、全額廃止はあり得ない」と反発する。
教育分野では、公立小中学校の教員の平均年収が一般行政職より10万円高い点を踏まえ、財政審は「高い給与水準で教員数を維持しても学力向上につながっていない」と批判。公立小中学校の教職員の給与水準を年収ベースで1.7%引き下げるよう要求している。公共工事の費用についても「国土強靱(きょうじん)化で総額が増えてはならない」とし、効率化を求めた。