小泉氏は会見で安倍首相に対し、原発ゼロにかじを切るよう要望しましたが、小泉氏の論は、日本経済への影響などは度外視したファンタジーのようなものです。「原発ゼロという方針を政治が出せば、必ず知恵のある人がいい案を作ってくれる」という発言に至っては、首相在任中、国民受けするスローガンを示す一方、具体策は担当大臣などに“丸投げ”した小泉政治そのものと言ってよいでしょう。
しかし、エネルギー政策は国家の根幹にかかわる問題であり、小泉氏の手がけた郵政民営化などよりはるかに重要な事柄です。安倍首相には国の方針を誤ることなく、責任ある判断を強く求めるものです。
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【プロフィル】釈量子
しゃく・りょうこ 1969年、東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。大手家庭紙メーカー勤務を経て、94年、宗教法人幸福の科学に入局。常務理事などを歴任。幸福実現党に入党後、女性局長などを経て、2013年7月より現職。