首相には「結いの党」結成に伴う野党再編の動きを牽制する狙いもちらつく。これに対し、党勢が低迷したままの維新側は、首相側との蜜月関係を演出することで、影響力を高めたかったとみられる。思惑が一致する形での「年の瀬会談」だったのは間違いない。
一方、維新執行役員会では、来年2月の党大会で決める活動方針案について「野党再編を進めるために、政策協議を推進していく」との内容にすることを了承。これを受け、結いへの対応を協議したが、出席者から「結いとの連携を先行させると、民主党が再編に乗ってきづらくなる」と、他の野党にも配慮すべきだとの意見が出た。
橋下氏は「結いだけを先行させるわけではない」と語ったが、そもそも旧太陽の党系には結いとの連携に慎重論が強く、「維新が一致結束することが基本」との声が上がった。会合後、石原慎太郎共同代表は結いについて「距離がありすぎる」と記者団に語った。