麻生太郎金融担当相は26日午後、暴力団融資問題で、みずほ銀行とみずほフィナンシャルグループに対して、一部業務の停止を含む行政処分を金融庁が行ったことを踏まえ会見した。みずほに対し、「経営管理体制や内部管理体制を適正に構築し、適切な業務運営を行っていくことを期待している」と改善を要望した。
同じ問題で3カ月後にまた処分が出たことについては、「虚偽の申告がなされたためで、2回目の処分も当然だ」との認識を示した。
また、誤った報告を金融庁が見抜けなったとの批判に対しては「時間、割ける人数が限られている中で(金融機関側の)協力なしに検査を行う場合は、問題が起こりうる。虚偽の報告がなされたことが問題だ。ただ、検査の方法を変えることも考えていかなくてはならない」と、振り返った。
みずほフィナンシャルグループの塚本隆史会長が引責辞任することについては「対応は会社自身で決めること。こちらからいうものではない」とコメントを控えた。