2013年の貿易収支は過去最大となる11兆4745億円の赤字となった。液化天然ガス(LNG)などエネルギー関連の輸入量が高止まりし、円安で輸入額が膨れ上がったことが主因。日本の製造業を支えてきた自動車や電機などで海外への生産移管が広がるとともに、国内メーカーの国際競争力が低下したことで円安傾向でも輸出が低迷するなど、貿易立国として成長してきた日本の基盤が揺らいでいる。
SMBC日興証券の宮前耕也シニアエコノミストは「主要国の輸出が08年のリーマン・ショック以前の水準を超えて拡大しているなか、日本はその水準に至っていない」と指摘する。
貿易統計によると、自動車の輸出はリーマン・ショック前の07年が約814万台だったのに対して、13年は約581万台に減少している。海外で需要が伸びても、自動車各社は国内の生産能力を高めて輸出を拡大する戦略はとらず、現地生産を強化する流れが定着してきたことが大きい。