揺らぐ日本の基盤 貿易立国維持へ競争力強化必要 (2/2ページ)

2014.1.28 05:30

 1月にマツダがメキシコ新工場を稼働させ、ホンダも近くメキシコに新工場を開設するほか、販売が好調な米国で各社が増産を予定するなど今後も海外での能力増強計画はめじろ押しだ。

 電機産業の市場構造も劇的に変化している。ハイテク分野の代表でもある携帯電話など通信機の輸出額は、07年の約1兆円に対し、13年は約5300億円とほぼ半減。一方、13年の輸入額は約2兆7000億円で、09年と比べて2.7倍にも膨らんだ。

 背景には世界市場での国内電機メーカーの地盤沈下がある。米アップルや韓国のサムスン電子のスマートフォン(高機能携帯電話)が日本で売れる一方、NECやパナソニックなど国内勢がスマホ事業の撤退や縮小に追い込まれたのはその象徴だ。日本が貿易立国を維持するには国内製造業の国際競争力の強化が欠かせない。(黄金崎元)

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